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子供の歯は大人の歯より虫歯が出来やすく進行も早い、生えたての大人の歯は虫歯になりやすいといった問題があります。定期検診をすることが、虫歯の早期発見につながり、痛くない虫歯治療や虫歯予防処置がとりやすいという利点があります。また虫歯になりやすい歯にフッ素を塗布すると歯を強くして虫歯になりにくくしてくれるので定期検診と合わせたフッ素塗布をすすめています。

発育に問題があるところを正常に戻し、機能を改善する治療ですので、早い年齢から治療を開始するのが効果的です。不正咬合の種類や程度によって違いはありますが、5〜7歳ぐらいに開始するのが理想です。

早く治療を開始できれば、1〜2年でバランスのとれた歯並びと口もと、顔になり、口や呼吸の機能も改善されます。永久歯の生えそろう時期は、小学豪学年から中低学年です。その頃までには、発育が正常に進んでいるか定期的に観察し、問題が見つかれば装置を再装着して治療を行う場合もあります。

最初の装置を装着するまでは、１ヶ月に１回程度の間隔です。装着後の調節は、1〜3ヵ月に1回程度です。あごの発育や機能を改善する治療ですので、むし歯の治療とは異なり、来院間隔は長くなります。

矯正治療は、健康保険が適用されませんので自費となります。費用は、使用する装置や治療機関によって異なります。一度、お子さまを診察させていただければ、大まかな治療費についてお答えすることができると思います。

固定式装置は、治療期間中は様々な装置を治療期間中はつけたままになります。また床矯正治療に関しては、取り外しができますが最低10時間以上はつけてもらえないと効果が発揮できません。

装置は、使用状況に応じて壊れることもありますが、正常な使用状況にあれば装置が壊れて口の中が傷つくようなことはありません。

ブラケットを併用する以外は、ほとんど見えることはありません。

痛みは、個人差の大きい症状です。治療中の痛みは、むし歯のようなズキズキする痛みではありません。装置を装着した直後は圧迫感や痛みを感じる場合もありますが、これも数日でなくなります。

固定式装置が入っていると歯磨きしにくいですが、歯ブラシを使って清掃の方法を指導します。また、装置の接着剤（セメント）にはフッ素が入っていますので、普通に清掃できれば虫歯になる可能性を限りなく低くできます。床矯正装置に関しては、取り外した後に清掃が可能です。

使用する装置は、取り外しができないもの(固定式)とできるもの(可撤式)があります。治療の進め方によって異なりますが、どの装置を使うか検査により決定します。発育は24時間、365日、休みなく続いていますので、治療の効率を考えれば固定式の装置が望ましいことになります。

固定式の装置を装着した直後は、食事や会話を不自由に感じることもありますが、数日で慣れ、日常生活に支障はありません。

発育期の矯正治療は、あごや歯並びの形を整え、それに食事や会話、呼吸などの機能を調和させる治療です。両者がしっかりと調和していれば、後戻りは比較的少ないです。

当院での小児矯正治療は、I期治療での治療をゴールに考えているので、それのみでは難しいケースもあります。出来ないケースは事前にお話しするようにしています。

歯を動かすのには若干の痛みを伴います。
痛みに関しては、時間とともに治っていくことがほとんどです。

噛み合わせを変える、叢生が強すぎるなどで治療が難しいケースもあります。
その際は矯正専門医をご紹介させていただくことがあります